1923年9月1日の震度7と言われる関東大震災が発生。東京は火災旋風が発生して多数の犠牲者が出ました。
また神奈川県沿岸部は大津波で多数の犠牲者・被害が発生しています。
突然襲う地震災害は、いくら地震予知が進歩しても中々防げないです。
でも災害は防げないけど、災害から少しでも身を守る事は日頃から準備したいです。
大田市でも2018年4月9日午前1時32分、大田市東部を震源とする最大震度5強の地震が発生。
島根県内をはじめ中国5県で震度5弱を記録しました。
大田市では余震が続き4月9日には震度5強が1回、震度4が4回、震度3が3回、震度2以下が数十回も起こり、不安な一日を過ごしました。
幸い死者はありませんでしたが、数名のけが人が発生。建物被害が多く4,000軒以上あったようです。
農業施設や社会インフラも大きな被害を受け、復旧までの費用・時間が膨大なものとなりました。
過去の大田市で災害は大雨での災害が多いようです。先人が残してくれた自然災害伝承碑が国土地理院自然伝承碑の中に2件登録されていました。
1件目 大田市久利町専徳寺にある溺死追善塔

嘉永4年6月20日(1851年7月18日)の洪水により20名余の人が溺死し50軒の家屋に被害があったことを、安政3年(1856年)に釜田・波多野・森山の3名の世話人により伝えられています。
2件目 大田市川合町 市道川合行恒線 道路路肩にある水害復旧記念碑

昭和18年9月20日の大風洪水

1,943年9月20日昭和18年台風による大雨で石見地方の河川が氾濫。大洪水が起こったことが記されています。一夜にして山を崩し、堤防や橋を流し多くの人名が失われています。
石見銀山でも昭和18年の大水害が記されています。昭和に入り重要鉱物増産法制定により、藤田組が銅採掘を再開しています。
しかし昭和17年、18年と続けての大水害により、設備流失、坑道水没などの大被害を受け鉱山再開を断念しています。それ以降の鉱山開発はありません。
防災科学研究所の災害事例データベース
また、自然伝承碑とは別に全国各地の災害状況を調べた、防災科学研究所の災害事例データベースに過去の災害事例が整備されています。西暦416年から2019年までの、素晴らしく減災に役立つ参考となるデータベースです。防災の勉強会に使うべき災害年表マップです。
